実は、XAMPP環境導入時もlocalhostに繋がらないという事態に陥っているので、今回これで2回目ということもあり、二度あることは三度あるということで、次にこのような事態が起きた場合でも困らないようにブログにメモとして残しておこうと思います。
localhostに接続できない時は、ここを疑え!
自身の環境によりますので、一概にこれと断定はできませんが、実際に私自身もこれが原因でしたし、調べている中でもこれが原因といった記事をあちらこちらで目にしましたので、これを1番に疑って検証するとあっさり解決するかもしれません。
その原因とは、
- 他のアプリがApacheで使用するポートを使っている
対処方法の前に、ポート番号について
Service | ポート番号 |
---|---|
Apache | 80,443 |
MySQL | 3306 |
FileZilla | 21,14147 |
Tomcat | 8080 |
ポート番号とは簡単に言うとWWWサーバなどのサーバ型のアプリケーションがクライアントとの通信のやり取りを行う上で使用する通信路の番号です。 アプリケーション毎に使用するポート番号が設定されていますが、他のアプリケーションが同じポート番号を使っていると通信が行えません。
上記で書いたポート番号を使っている代表的なもの
- Skype
- Gladinet Cloud Desktop
- IIS
これらは、Apacheで使用するポート番号80を使用しています。
原因(プロセス)を突き止める
ポート番号を調べる
コマンドプロンプトを使用してポート番号が使われているかどうかを調べます。
スタートメニューのアクセサリからコマンドプロンプト開き、次のコマンドを実行する。
1 |
netstat -ano |
すると、図のような画面が表示されます。

見るところは、左の黄色い枠のポート番号と、あとで必要になるPIDのところです。
図を見ると、ポート番号80が使用しているのは、PID = 1740 のプロセスということになります。(※ 緑の枠)
プロセスの名前を調べる
これも、コマンドプロンプトを使って調べていきます。
次のコマンドを実行。
1 |
tasklist /svc /fi "PID eq 1740" |
すると、図のような画面が表示されます。

イメージ名のところが、ポート番号80を使用しているプロセスということになります。
対処する
これで、ポート番号80を使用しているプロセスが解りましたので、対処することが出来るようになりました。
タスクマネージャを起動し、サービスならPIDで探し、プロセスなら名前で該当するものを探し、それを停止させます。

プロセスを切断しましたら、XAMPPのApache『Start』ボタンを押してみてください。
接続できるようになっていると思います。