WEBCRE8.jpさん企画の #LOVEFONT Advent Calendar 2012 というイベントに参加させていただきました。12日目です。
このフォントを選んだ理由

和文にしたとき美しいと思える書体を選びたいなと思っていて、それならばこれしかないなと思い浮かんだのがこのフォントでした。
モトヤシーダ1とは?

空に向かって直線的に伸びてゆく大らかさと何百年も樹齢を重ねた重厚感を同時に感じさせる「杉」をイメージして制作した書体,それが「シーダ」です。 ゴシック系は,もともと見出し文字に使用されるケースが多いことから,この「シーダ」では文字の懐を最大限に広げ,できるだけ大きく見えるようにデザインしています。

1~8 までのウェイトがあり、もっともウェイトの低いのが、“モトヤシーダ 1”
“モトヤシーダ 1”は8pt前後の本文や作表内などの小さいサイズを想定して作られているので、細字でやわらい印象ですが、ゴシックを基調としているのでウェイトが上がると、その印象を変え力強さを発揮します。
フォントの歴史
モトヤシーダは、1950年代から始まり現在まで 「可読性」と「文字の美しさ」にこだわり続けるモトヤの製作したフォントのひとつです。
使用するには
個人利用目的に限り無料、ダウンロードには会員登録が必要です。
モトヤシーダ1の好きなところ

1. このフォントの特徴でもある細字なところと、細字なのにくっきりはっきり文字を認識できるところ。
2. 丸みがあるのに、甘くなりすぎず凛々しいとさえ感じさせる風貌。
ウェイトが上がるにつれてゴシックの色合いが強まるところも魅力のひとつ。

『る』 の丸み部分に注目
3. 『る』などの丸みの部分が何故かとても好き。
セーターの袖から、女の子の手がすこし見えるような感じがするんです。
感じです。
そういった少し見える可愛らしさがとても好きだなと思っています。
最後に余談ですが、、
すべての人々が一度は目にする『モトヤ』フォント
タイトルの最後にありますように、モトヤが作成したフォントというのは、いろいろなところで使われており、実はよく見ていたフォントだった!!
例えばこんなところ
- 任天堂DS「漢検シリーズ」
- 地図検索サービス「Mapion」
- Androidスマートフォン
- 車載ディスプレイ
少しだけ抜粋しましたが、もっとたくさんあります。こんなに身近に使われていたなんて驚きです。
モトヤフォントは、たくさんありますので、どれがどのフォントを使っているのか、調べてみるのも楽しいかも。
モトヤフォント一覧のPDFもありますので、ご興味のある方は是非!!
モトヤシーダ1への愛を語るは、以上で終わりです。
#LOVEFONT Advent Calendar 2012も中盤になってきましたが、まだまだ続きます。
明日の#LOVEFONT Advent Calendarは、クリエイティブメモメモの井畑さんのTrajanです。楽しみです。